滋陰降火湯(じいんこうかとう)

構成生薬 :  天門冬(てんもんどう)黄柏(おうばく)知母(ちも)芍薬(しゃくやく)麦門冬(ばくもんとう)地黄(じおう)甘草(かんぞう)陳皮(ちんぴ)当帰(とうき)蒼朮(そうじゅつ)

効果・効能 : のどに潤いがなく,痰が出なくて咳き込むもの。

滋陰降火とは,体力の低下で乾燥している喉を潤し,炎症を抑えるというような意味合いです。
すなわち,体力が低下している人で,呼吸器感染症の急性期を過ぎても咳が続く場合に用いられる方剤という事なります。
特に夜間の咳に効果があります。