補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

構成生薬 :  黄耆(おうぎ)蒼朮(そうじゅつ)人参(にんじん)当帰(とうき)柴胡(さいこ)大棗(たいそう)陳皮(ちんぴ)甘草(かんぞう)升麻(しょうま)生姜(しょうきょう)

効果・効能 : 化機能が衰え,四肢倦怠感が著しい虚弱体質の次の諸症
                  夏やせ,病後の体力増強,結核症,食欲不振,胃下垂,感冒,痔,脱肛,
                  子宮下垂,陰萎,半身不随,多汗症

人参と黄耆を含む方剤を参耆剤(じんぎざい)といい、気の産生を高めるとされています。
その代表である補中益気湯は、中焦(ちゅうしょう)(胃腸)の働きを補って丈夫にして元気を益すという意味です。
気を高める生薬、胃腸を保護する生薬、体を温める生薬、炎症を鎮めて興奮を抑える生薬と盛りだくさんです。
体がだるくて、食欲が無い状況は春先、梅雨の時期、夏バテ、病み上がりなどが想定されます。
西洋薬にはこういう類の薬はありませんから、病気とはいえないような症状を改善させるのも漢方薬の有用な点です。